John "Don’t you got any Christmas music?"
Argyle "This is Christmas music!"
◆日本語
ジョン「クリスマスソングはないのかよ?」
アーガイル「これがクリスマスソングなんだよ!」
◆解説
アーガイルがクリスマスソングを流すかと思いきや、『RUN-DMC』の曲をかけた時の会話です。
クリスマスイヴだから「クリスマスソングはないのかよ?」と言ったら、アーガイルに"This is Christmas music!"と返されてしまいました。
タイトルは"Christmas In Hollis"という曲で、アーガイルにとっては一応クリスマスソングのつもりだったみたいです。
この時のアーガイルの言い方に注目。
"This is Christmas music!"の"is"の所で「イーーズ」と伸ばして発音してます。
これを日本語に置き換えると「これ『が』クリスマスソングなんだよ!」の「が」を強調して言う方法と同じです。
John "Nine million terrorists in the world and I gotta kill one with feet smaller than my sister."
◆日本語
ジョン「世界に900万人のテロリストがいるってのに、妹より足が小さい男にあたるなんて…」
◆解説
テロリストが潜入してきたことによりジョンは靴を履き忘れ、素足で部屋から出てしまいます。
一人っきりになったジョンは、やっとテロリストのメンバーを1人やっつけて靴をゲットしたと思ったら、サイズが小さくて結局捨ててしまいます。
この時、「たくさんのテロリストがいるのに」を「世界に900万人のテロリストがいるのに」と言ったり、
「足が小さい男」を「妹より足が小さい男」とちょっと盛ったような言い方をするのが特徴です。
一般的な英会話や、こういう悲惨な状況でも、結構大げさな冗談をサラッと言う英語圏の方が多いと思います。
Police "Attention, whoever you are, this channel is reserved for emergency calls only."
John "No f***ing s**t, lady! Do I sound like ordering a pizza?"
◆日本語
警察「どなたか分かりませんが、このチャンネルは非常連絡しか受け付けておりません。」
ジョン「おい、冗談じゃねーぞ!俺がピザの出前を頼んでるように聞こえるか?」
◆解説
テロリストから逃げるために屋上に上がったジョンは、先ほどやっつけたテロリストの無線を使って非常連絡を試みます。
緊急センターに繋がったものの、警察にイタズラだと勘違いされて、あしらわれてしまいます。
命の危機が迫ってて助けを求めてるのに「俺がピザの出前を頼んでるように聞こえるか?」という名セリフです。
「ダイ・ハード」を語る上で欠かせないフレーズです。
John "You throw quite a party. I didn’t realize they celebrated Christmas in Japan."
Takagi "We’re flexable. Pearl Harbor didn’t work out, so we got you with tape decks."
◆日本語
ジョン「結構盛大なパーティーだな。日本ではクリスマスを祝うなんて知らなかったよ。」
タカギ社長「我々は柔軟ですよ。パール・ハーバーでうまくいかなかったんで、私達はテープデッキであなた達から習得した。」
◆解説
ジョンが「日本人もクリスマスを祝うのか?」と問うとタカギ社長がブラックジョークを言うシーンです。
そのまま聞くと「カセットデッキを使ってアメリカ文化を習得した」と言うことですが、もっと深く掘り下げていくと「武力では勝てなかったけど、日本人は柔軟に技術、文化、知恵などを巧みに取り入れて吸収する能力がある。」ということを遠回しに言ってます。
自虐ネタですが、上手い言い回しだと思いました。
John "I promise I will never even think about going up in a tall building again. Oh, God. Please don’t let me die."
◆日本語
ジョン「高いところに登りたいとか、もう2度と考えません。神様…死にたくないよ。」
◆解説
ジョンは人質たちを避難させるために屋上に上りますが、テロリストだと勘違いされて FBI のヘリコプターから狙われるようになります。
唯一助かる手段は、ビルから飛び降りることです。その時、ジョンは神様に願い事を言います。
英語圏の方の方は「驚いたり」、「イライラしたり」、「ショックを受けたり」、「凹んだり」すると、
すぐに"Oh, God" "Dear, God" "Oh, my God"と口癖のように言います。
どれも「神様!」「どうか神様!」「神様お願い!」というような意味です。
Hans "Do you really think you have a chance against us, Mr.Cowboy?"
John "Yippee-ki-yay, motherf***er."
◆日本語
ハンス「本当に我々を相手に勝てると思ってるのかい、Mr.カウボーイ?」
ジョン「イピカイエー、クソ野郎」
◆解説
「イピカイエー」は「ダイハード」における最も有名な決めセリフであり、シリーズ全作で言ってます。
元々はカウボーイがロデオに乗ってる時に叫ぶ時に使う言葉であります。
最初の"Yippee"は「わぁーい!」とか「やっほーい!」とかそういう意味です。
ウィキペディアによりますと「本来はウルドゥ語で『これでも食らいやがれ』という意味らしい」と書いてあります。
ハンスが「Mr.カウボーイ」と呼んだから「イピカイエー」とあえて言ったのか、もともと口癖だったのかは詳細不明です。
最後に「マザーフ**カー」という言葉を付け加えてるので、だいぶ意味が変わると思いますが色々な解釈をしても良い部分かと思います。
字幕(イピカイエー、クソ野郎)と吹き替え(イッピカイエ〜、じゃーな)と違う解釈ですが
「当たり前だ、クソ野郎」「じゃあ後でな、クソ野郎」「それはお楽しみだな、クソ野郎」などにも当てはまると思います。
この投稿へのコメント
全然聞き取れなくて絶望した
あすたらびすた べいべー
イピカイエーの後のクソ野郎の訳があまり好きでない
次はコマンドーでお願いします
ダイ・ハード の
ナカトミ商事のタカギ社長役のジェームズ繁田は2014年に、
テロリストの親玉ハンス役のアラン・リックマンは今年2016年に亡くなったんだよね。
ダイハードを観たのは1988年、
まるで昨日のようだったのにな。
面白いかった!ビッグ・リボウスキでやってほしい!
なるほど。たまにはこういうのも良いね。
面白い!
こういうの好き 面白かったです
字面はイッピカイエーだけど、発音はイッピカエイーじゃない? イッピー、カー、エイー
ダイ・ハード2もよろしくお願いしますw
英語なんて学びたくないからここにいるんだ
面白かった。ぜひ、次をお願いします。
we got you tape deck 云々は
”学習”じゃなくて”侵略”の事を特にさしていると思いました。
ビートルズのアメリカ侵略といったりするように
パールハーバーからの侵略が上手く行かなかったので
テープデッキ(オーディオ特にウォークマン)
でアメリカを侵略することに成功したというわけです。
(今なら家電の代わりにポケモン、ゲーム、マンガ、アニメなど他にも弾が…)
という意味もあると思います。
クリスマスを取り入れる柔軟な感覚と
当時のアメリカを経済でせっけんしている(80年代)
日本の柔軟さを
昔は負けたけど今は負けてねえよという自慢で表しているんだと思います
80年台ですからね ライジングサンとかジャパン・アズ・ナンバーワンの
時代ですから、ある意味嫌な感じで描写してるんだと思う。
ビルの異変に気づかない黒人警官に苛立ったジョン・マクレーンが、
「あの車を運転してるのは誰だ?スティービーワンダーか?」って言ってたの好き。
日本字幕だと「目が見えないのか?」みたいにな面白みのない訳になってたけど
ここにかぎらず、こういう記事を書けるサイトが増えるといいなあ
ダイハードで一番面白かった台詞は
「お前の弟の断末魔を聞かせてやりたかったぜ」
だな。主人公の台詞とは思えないw
ハンスとスネイプ先生を同一人物が演じていたとは思わなかった。
こーゆーんでいいんだよ
いいね
今回はとても面白かった。
韓国の嘘・妄想ネタばかりでウンザリしてたのでじっくり楽しめました。
「イッピカイエー」のとこ、公開時の「あったりめぇよ」が一番好き。
あと、ブルース・ウィリスの意外と綺麗な声より、野沢那智の絶妙に品の無い吹き替えが良かった。
面白かった。すでに読んだもの全部記憶層から落っこちていったけど。
もっと教えて。